有間カオル『魔法使いのハーブティー』を読了し、ブログへの昇華作業も片づけたある日、積ん読から次の1冊を選ぶとあとには風カオル『ハガキ職人タカギ!』だけが残った。カオルにカオル。あら偶然。――違うそうじゃない。ストックがたった1冊。圧倒的…!圧倒的積ん読不足…!(ざわ…ざわ…)というわけで、積ん読を補充するために書店へ出かけた。
ミステリー小説、多すぎ。
創元推理文庫ならまだわかる。だけど他の出版社コーナーまで平積みコーナー軒並みミステ
東大生が問題を作成した謎解き本が売れているっていうし、近年のリアル脱出ゲームのブームとか、こういうものが影響しているのかなと私はにらんでいるけれど、後日知人の前で嘆いていたら、いわく、トリックの意外性、探偵役のキャラクター、物語のメリハリなどミステリーって他のジャンルよりも素直におもしろさにつながり
ミステリーは嫌いじゃないし、むしろ日常系ミステリーとかジャンルとしては一番好きだけど、だけど無性にコメディとか人情物語みたいな単純明快な小説って読みたくなる。
あちらこちらのミステリーや馴染みの作家に逃げてしまいたいのを我慢して、1時間近くうろうろして、ようや
帰りの電車の中で読みかけの本を開く。――あ、これミステリーだった。