!ネタバレ注意!

本記事には映画「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」のシーンやセリフに触れる記述がございます。結末などの重要なネタバレにはなりませんがあらゆるネタバレを完全にシャットアウトしたい方は閲覧しないようご注意ください。以上のことに同意していただける場合のみ記事をお読みください。

 

先週末、映画「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」を観てきました。去年あたり、「オリエント急行殺人事件」を観に行ったときだったかな、予告を観て絶対観たい!と公開を楽しみにしていた作品だったので前日からワクワクでした。おもしろかった。

 

 

 

リスポーンや固有スキルなど、ゲームが現実になったらこうだよね、というネタで笑わせつつ、ゲームではあたりまえの〈残機〉という概念システムと絡めたストレートな勇気の物語。終盤、これまでは残機があったから大胆な行動ができただけだ、と弱気になるスペンサーにフリッジが「人生にライフ(残機)はないんだぞ」と責めるでもなくまっすぐ言葉を投げかけたシーンが最高によかった。

 

気弱でオドオドしているところが好かないってだけでフリッジはたぶんスペンサーのこと大嫌いってわけじゃないんだよね。そういうところさっぱりしていて意地悪だけどなんだかんだ憎めないキャラです。やはり男の友情は 萌える 燃える。最初の頃のマーサとベサニーもそうだったけど、女性同士は坊主憎けりゃ袈裟まで憎いみたいなところ結構あるから、私も見習いたいところ。マーサとベサニーがおたがいを理解していく過程ももちろん 燃えます 萌えます。

 

人を知ること、人に歩みよること、人を信じること――命を懸けるような大それたことではないけれど、そういうのもまた「勇気」のうち。仲間がダンス武術で人をぶちのめしているあいだに倉庫のヘリを奪ったりサイの群れのド真ん中に仲間を放りこんだのち上空から回収したりしているのを観ながら、やっぱり人もまた群れをつくって生きている動物なんだなとしみじみ感じました。…というのはウソで(映画館なのでひかえめに)笑っていました。

 

 

 

というわけで、映画「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」を観て思ったことのアウトプットでした。ひねくれたキャラクターもおらず直球でわかりやすいストーリーなので、いい意味で頭をからっぽにして楽しめる作品。あとでわかったことだけどこれ1995年に公開された映画の続編にあたるそう。続編までのスパン長すぎ。1作目もぜひ観たいなぁ、TSUTAYAにある?

 

余談ですがスペンサーの部屋のドアに「人喰いの大鷲トリコ」のポスターが貼られていたのを発見したときが一番テンションあがりました。制作SONYだからか!いやむしろ途中で投げだしたきり部屋から忽然と消えてしまったため結末をまったく知らない「人喰いの大鷲トリコ」こそ映画化してほしいわ。ときどき紛失したことを思いだしてなぜ途中で挫折したのかと後悔する程度には気になってるんです。おねがいSONY。

 

※参照:http://www.jp.playstation.com/scej/title/trico/

 

 

公開期間まだまだあると思うのでオープンワールドの洋ゲーとか好きな人はぜひ。

 

公式サイト:http://www.jumanji.jp/index.html

 

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Writer
佐々木 麦 Sasaki Mugi
小説を書いたり、読んだ小説についてあれこれ考察をするのが趣味です。雑食のつもりですが、ユニークな設定やしっかりとテーマがある小説に惹かれがち。小説の他に哲学、心理学、美術、異形や神話などの学術本も読みます。