- 最近話題の漫画、コナリミサト『凪のお暇』1巻を読んだのですが、諸々のトラウマがよみがえり心がぺしゃんこになりました。目は漫画を追っているはずなのに頭の中は物語を無視して各時代の自分たちが盛大な懺悔大会をはじめてしまうので、買ったその日以来読んでいない。今後も読める気がしない。 もうすぐ5月か、と思ったときまっさきに『凪のお暇』が脳裏をかすめたのは、たぶ...
2018年4月26日
- !ネタバレ注意! 本記事は加納朋子『カーテンコール!』を独自に解釈した考察記事です。ネタバレとなるワードを使用した箇所がございますので作品を既読されている方またはこれを承諾する方のみ読むことを推奨します。また、記載される考察はあくまで筆者個人の意見です。以上のことに同意していただける場合のみ記事をお読みください。 加納朋子『カーテンコール!』の表...
2018年3月1日
- 完全犯罪(かんぜんはんざい)とは、犯行の手口が社会的に露見せずに犯人が捕まらない犯罪を指す。推理小説やテレビドラマなどにおいて、犯行の隠蔽や題材の一つとして用いられ、主に知的なトリックを用いたタイプと、現実的な確実性を重視したタイプに分類される。 ――Wikipedia「完全犯罪」より 先日道ばたにタンポポが咲いているのを見かけ、春の気配を感じたのですが、どっこ...
2018年2月19日
- 2017年も残すところあとわずか。大掃除や年賀状の準備などあわただしい年の瀬ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?私は秋に越してきたばかりで部屋もきれいだし、年賀状を送る友達もいないし、暇だし、なにもしていません。悲しくなってきたから1年間の読書の総括でもしようかな。今年もっともおもしろかった小説は――、 昨日、ルノアールで黒蜜ミルクを飲みながら知人のわか...
2017年12月29日
- !ネタバレ注意! 本記事は坂木司『鶏小説集』を独自に解釈した考察記事です。物語の結末など作品そのもののネタバレになることは書いてありませんが、設定や世界観などについて引用やページ表記を用いて考察しているので、作品を既読されている方またはこれを承諾する方のみ読むことを推奨します。また、記載される考察はあくまで筆者個人の意見です。以上のことに同意していただける場合のみ記事をお読み...
2017年12月25日
- 7月某日、岩手に旅行へ行ってきました。なにゆえ突然の岩手かというとじつは一度は宮沢賢治記念館に行ってみたいなぁと常々思っていたから。トントン拍子で憧れの聖地に立つことになってしまって「え?いいの?本当に?」と戸惑いを覚えつつ本当に行ってしまったので今回は初岩手・宮沢賢治に想いを馳せる旅の感動と反省を記しておきます。 徒歩は狂気の沙汰 某日...
2017年8月21日
- !ネタバレ注意! 本記事はイバン・ラピレ『深い穴に落ちてしまった』(白石貴子/訳)P106の〈暗号〉を解読する考察記事です。本編への直接的なネタバレにはなりませんが、この暗号は作品をより楽しむための重要なエッセンスなので既読かつ自力での解読が困難だと判断された方のみ閲覧することを推奨します。また、記載される内容はあくまで筆者個人の見解であり出版社および作者・翻訳者による公式な...
2017年6月28日
- ※注意※ 本記事では 森川智喜『バベルノトウ 名探偵三途川理 vs 赤毛そして天使』 東浦のダイイングメッセージ(3つの点)について独自に考察/解釈しています。 作品の結末等ネタバレになることは書いてありませんが 具体的なページ表記があるなど既読を前提に書かれておりますので 作品既読の方またはこれを承諾する未読の方が読むことを推奨します。 ...
2017年6月13日
Ranking