ミステリー
  • 『プロメテウス・トラップ』(福田和代 著)

    フリマアプリ「メルカリ」が、 顧客の個人情報が流出した可能性があると発表。 昨夜そんなニュースを見かけて 思わず読んだばかりの小説へ目をむけてしまいました。 福田和代『プロメテウス・トラップ』。 天才ハッカーが主人公のサイバーミステリー。 さすがにメルカリの件は ハッカーの仕業…ではないだろうけど、 こうしたニュー...
  • 『バベルノトウ 名探偵三途川理 VS 赤毛そして天使』(森川智喜 著)

    森川智喜『バベルノトウ 名探偵三途川理 vs 赤毛そして天使』を読了。 緋山回です。 前々作の感想を読んでいただければわかるとおり、 私はこの緋山燃という超不憫な探偵のことが好きです。緋山かわいいよ緋山。 記事を読んだ知人から 「緋山君のことしか書いてなかったよ」と指摘があったので、 今回は緋山への愛をところかまわず叫び散らさ...
  • 『イノセント・デイズ』(早見和真 著)

    早見和真『イノセント・デイズ』を読了。数年前に〈このミス〉で見たタイトルの「イノセント(無垢)」にまったく似つかわしくないひたすらに陰鬱とした表紙デザインとあらすじが忘れられず、文庫化したタイミングでいよいよ覚悟を決めて手を伸ばしました。物語としては作中の言葉を借りれば「ステレオタイプ」。日本推理作家協会賞を受賞した作品だそうですが、個人的には物語性ではなくテーマに...
  • 『トランプソルジャーズ 名探偵三途川理 VS アンフェア女王』(森川智喜 著)

    ポピュラーなトランプゲーム、神経衰弱。 「神経衰弱」という名前、 子供の頃は神経が衰弱するほどだろうかと その由来を不思議に思ったものですけれど、 先日Twitterでとんでもない神経衰弱を見ました。 その名も「QR衰弱」。 あのQRコードでペアを見つけていく神経衰弱です。 これほど「神経衰弱」の名にふさわしい神経衰...
  • 『ワスレロモノ 名探偵三途川理 VS 思い出泥棒』(森川智喜 著)

    今年1月に兄の結婚式があったのですが、 式の演出で出席者にはそれぞれキャンドルが配布されました。 キャンドルの色は新郎・新婦が それぞれの人をイメージして選んだ色だそう。 私は濃いめのピンク色でした。 好きな色の話なんかしたことないのに、 わかるものなんだなぁとびっくりしました。 まぁ、私は兄の好きな色、さっぱりわかりませんけど...
  • 『からくり探偵・百栗柿三郎 櫻の中の記憶』

    このあいだ、 とっても美味しい納豆の食べかたを発見しました。 チキンラーメン+ごま+ごま油、これが美味しい! 用意するもの: ・納豆 ・ごはん ・チキンラーメン(1/2袋) ・ごま ・ごま油 ・長ネギ(お好みで) 分量は好みで適当に調節してください。 ①チキンラーメンを袋の中で砕く。 ②ボウルに...
  • 【再読】『からくり探偵・百栗柿三郎』(伽古屋圭市 著)

    私は前屈が苦手で、 高校生のとき体力測定で測った長座体前屈では たった3cmぽっちという記録を生んだのですが、 身体の硬さゆえに小学生のときすごい発見をしました。 聞いてくださいみなさん。 前屈をするときは、膝の裏の膨らみを揉むのです。 膝の裏に、 膨らんだところがあるでしょう? あそこをつまむようにフニフニを揉むのです。 ...
  • 『天久鷹央の推理カルテⅤ 神秘のセラピスト』

    去年の10月末、 知人の右眼が真っ赤になるというとんでもない現場に遭遇しました。 当時知人はしょっちゅうものもらいになっていたので おそらく原因はものもらいだったのだと思うのですが、 いやはや当の本人は痛みはないと言っていましたけれど 見ている側の精神的ダメージはそれは大きいものでした。 だって本来は白くあるべきところが真っ赤なんですもん。 ...

    2017年4月12日

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Writer
佐々木 麦 Sasaki Mugi
小説を書いたり、読んだ小説についてあれこれ考察をするのが趣味です。雑食のつもりですが、ユニークな設定やしっかりとテーマがある小説に惹かれがち。小説の他に哲学、心理学、美術、異形や神話などの学術本も読みます。