ミステリー
  • 『世界が終わる前に BISビブリオバトル部』(山本弘 著)

    今から1~2年前のおはなしですが、 PSVitaのゲーム『ペルソナ4G』をやりました。 このペルソナ4というゲーム。 じつはそれ以前から気にはなっていたものの なかなか実際にプレイするまでの勢いがなく、 長いことやろうかやるまいか悩んでいまして。 最終的に見かねた某人から誕生日プレゼントで いただいたことをきっかけにプレイしたのです。 ...
  • 『罪悪』(フェルディナント・フォン・シーラッハ 著 / 酒寄進一 訳)

    今までの人生で一度だけ、 おまわりさんに声をかけられたことがあります。 高校1年生のとき、 初秋ぐらいのことだったと思います。 友達と自転車2人乗りで帰っていて。 思いっきり交番の前を通過しまして。 当然、その場で止められて注意されました。 友達は面倒クサそうに対応していたのですが、 正直私は「人生終わ...
  • 『マツリカ・マジョルカ』(相沢沙呼 著)

    先月のことですが、 原宿で開催されていた『魔女の秘密展』に行ってきました。 魔女の定義を記した書物。 実際の拷問に使われた器具。 女性が“魔女”に仕立てあげられる過程。 展示を見てまわっているあいだ、 心のどこかで思っていたんです。 言葉とやり方が変わっただけで、 今も変わっていないんじゃないかって。 人にラベルを貼って、自...
  • 『女王はかえらない』(降田天 著)

    実際に“学園カースト”というものを 体験したのは高校1年生のときでした。 数学の授業中だったと記憶しています。 友人と談笑しているときに(自習でした) たしか初対面の人だったと思うのですが 「二人顔似てるね。えww 姉妹?ww」 と、隣から突然声をかけられたのですよ。 「違いますけど…」とビビり気味で答えているときも 彼とその...

    2016年3月17日

  • 『天久鷹央の推理カルテⅣ 悲恋のシンドローム』(知念実希人 著)

    たまに、 絶妙なタイミングで本に出会うときがあります。 先日人とおしゃべりをしているときに 話題にした場所が出てくる本だったり。 先日テレビで見かけたニュースと同じ 事件や出来事を題材にした本だったり。 今回もそんな絶妙なタイミングで出会いました。 知念実希人氏『天久鷹央の推理カルテⅣ』読了です。 (※サブタイトル「悲恋のシ...

    2016年2月18日

  • 『二重生活』(折原一 , 新津きよみ 著)

    高校生のとき、 友人と漫画を作ったことがあります。 彼女は絵を描くのが好きだったので、 当時文芸部で小説を書いていた私が 漫画のシナリオを頼まれたのですが、 シナリオをわたしたあと後日友人が 描いてくれた漫画を見て思ったのは、 「あ、ここそう描いたんだ」でした。 一応シナリオを描くときに 自分なりにコマ割りのイメージがあった...

    2016年2月3日

  • 『奇譚を売る店』(芦辺拓 著)

    正直、古書は苦手です。 Book-offなどの古本もあまり買わないほうで、 図書館などで本を借りることにも消極的です。 潔癖症なんでしょうかね、 大学時代にレポートやらで年代モノの本を利用したときも 日焼けした紙やボロボロになった背を見て「うひゃー」と 触るのについためらってしまうことがよくありました(汗)。 古書に...
  • 『うそつき、うそつき』(清水杜氏彦 著)

    ネットでたまたま見かけた情報なのですが、人は1日に200回も嘘をつくのだそう。なにそれ。もはや毎日がエイプリルフール。 嘘というのはなかなか不思議なものです。「嘘つきは泥棒のはじまり」「嘘ついたら針千本飲ます」日本には古くからそんな言葉もありますし、童話「オオカミ少年」や「ピノキオ」も嘘をつくとロクな目に遭わないぞ、と子供心にこれはひどいと思える展開で...
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Writer
佐々木 麦 Sasaki Mugi
小説を書いたり、読んだ小説についてあれこれ考察をするのが趣味です。雑食のつもりですが、ユニークな設定やしっかりとテーマがある小説に惹かれがち。小説の他に哲学、心理学、美術、異形や神話などの学術本も読みます。