【感想】
  • 『お任せ!数学屋さん』(向井湘吾 著)

    昔から数学が全然できません。 どれくらいできないのかといいますと、 高校時代の中間テストで0点を取ったくらいできません。 2ケタ同士の暗算から怪しいところ。 買いものにはスマホの電卓が必須です。 まぁ、それもはや算数の範囲ですけどね(笑)。 人は自分にはないものを持つ人に惹かれるといいますが、 こんな私が数学小説に惹...
  • 『聴き屋の芸術学部祭』(市井豊 著)

    今日は4月1日、 エイプリルフールだったようですね。 私には友達がいないので エイプリルフールの習慣がないので(震え声) 昨日読了した「フール」にまつわる小説のおはなしを。 市井豊さんの小説、 『聴き屋の芸術学部祭』を3月末に読了しました。 え、なにが「フール」にまつわるのかですか? ああこれ〈ザ・フール〉...
  • 『モモ』(ミヒャエル・エンデ 著/大島かおり 訳)

    とある人からあるとき、 「誰かが俺の時間を泥棒してる気がする」 との被害届を受けとったことがあります(火サスBGM) そのとき脳裏によぎったのが、 エンデ作『モモ』というドイツの児童文学。 副題(?): 時間どろぼうと ぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子のふしぎな物語 当然、表紙の画像を送ってあげました...
  • 『黒猫の薔薇あるいは時間飛行』(森晶麿 著)

    恋をすると女性はキレイになる、といいます。 「綺麗」という言葉は〈美〉を形容する言葉のひとつ。 〈愛〉と〈美〉からは親戚関係のようなものを感じます。 愛を突きつめるとそれは美となり、 美を紐解けばそこには愛が見える。 そういえばどちらも人間特有の概念ですね。 森晶麿さんの『黒猫の薔薇あるいは時間飛行』読了で...
  • 『天久鷹央の推理カルテⅡ ファントムの病棟』(知念実希人 著)

    学生時代から病院が大の苦手です。 もともと人とコミュニケーションをとるのが絶望的に下手クソなので 開口一番に一言で症状を説明したあとはもう「はい」しか言えない、つらい。 診察室で問診を受けるのが恐怖なので、 具合が悪くても自主的に病院に行くことはありません。 実際に行くのはこわいですが、 前回に続いて医療ミステリー読了...

    2015年3月10日

  • 『天久鷹央の推理カルテ』(知念実希人 著)

    今年引いたおみくじは大吉でした。 「体調に気をつけてさえいれば何も文句なし」 現在、この非大吉要素が異様に当たっています。 頭痛・腹痛には週2~3日に1回の頻度で襲われます。 イブと正露丸が私の友達といっても過言じゃないです。 1月は胃腸風邪(疑惑)で数日ベッドと友達。 2月は胃が炎症を起こして(確定)以下...

    2015年3月4日

  • 『秘密結社にご注意を』(新藤卓広 著)

    小学生のときに好きなコがいました。 小学5年生のときから恋をしていて、 中学時代の3年間は同じクラスでした。 入学から(たぶん)まもなく彼に彼女ができたことを知り、 同じ教室で複雑な3年間を過ごした青春時代(遠い目)。 中学3年生のときに、 私のことを好きな人がいると友人から噂を聞きました。 私が好きだった彼といつも...

    2015年3月2日

  • 『からくり探偵・百栗柿三郎』(伽古屋圭市 著)

    突然ですが、 先週水曜日あたりから腸に炎症が起きていたので、 食事を摂るたびに腹痛という日々を送っています^^; それはさておきTwitterでは報告しましたが、 先日小説を1冊読了しましたので感想文UPです。 ディストピア小説・ファンタジー小説と読んできて、 今回はミステリー小説を堪能してまいりましたよ! 伽古屋圭...
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佐々木 麦 Sasaki Mugi
小説を書いたり、読んだ小説についてあれこれ考察をするのが趣味です。雑食のつもりですが、ユニークな設定やしっかりとテーマがある小説に惹かれがち。小説の他に哲学、心理学、美術、異形や神話などの学術本も読みます。