個性的な1冊
  • 『バベルノトウ 名探偵三途川理 VS 赤毛そして天使』(森川智喜 著)

    森川智喜『バベルノトウ 名探偵三途川理 vs 赤毛そして天使』を読了。 緋山回です。 前々作の感想を読んでいただければわかるとおり、 私はこの緋山燃という超不憫な探偵のことが好きです。緋山かわいいよ緋山。 記事を読んだ知人から 「緋山君のことしか書いてなかったよ」と指摘があったので、 今回は緋山への愛をところかまわず叫び散らさ...
  • 『トランプソルジャーズ 名探偵三途川理 VS アンフェア女王』(森川智喜 著)

    ポピュラーなトランプゲーム、神経衰弱。 「神経衰弱」という名前、 子供の頃は神経が衰弱するほどだろうかと その由来を不思議に思ったものですけれど、 先日Twitterでとんでもない神経衰弱を見ました。 その名も「QR衰弱」。 あのQRコードでペアを見つけていく神経衰弱です。 これほど「神経衰弱」の名にふさわしい神経衰...
  • 『ワスレロモノ 名探偵三途川理 VS 思い出泥棒』(森川智喜 著)

    今年1月に兄の結婚式があったのですが、 式の演出で出席者にはそれぞれキャンドルが配布されました。 キャンドルの色は新郎・新婦が それぞれの人をイメージして選んだ色だそう。 私は濃いめのピンク色でした。 好きな色の話なんかしたことないのに、 わかるものなんだなぁとびっくりしました。 まぁ、私は兄の好きな色、さっぱりわかりませんけど...
  • 『夜中に犬に起こった奇妙な事件』(マーク・ハッドン 著 / 小尾芙佐 訳)

    私のおうちでは犬を1匹飼っています。 チワワの女の子で名前を〈オレオ〉といいます。 白黒の毛色をしているので、 お菓子の〔OREO〕から私が名づけたのですが。 愛称は“オレちゃん”。 方々から「男の子みたいな名前ですね」と言われます。 今なら絶対「デットプールかよww」って言われそう。 名は体を表すとはよくいったもの...
  • 『踊る人形』(森川智喜 著)

    昔から人形が怖くてたまりません。 幼少期のおともだちはシルバニアファミリーでした。 リカちゃんやバービーをねだったことはありません。 人間“のような”目がどうも苦手で…直視できない。 最近だとPepper君(ロボット)もダメです。 まだ実物に出会ったことはありませんが、 画面越しでも恐怖なので実物にはおそらく近づけない。 ...
  • 『本能寺遊戯(ゲーム)』(高井忍 著)

    昔読んだ『文章読本 文豪に学ぶテクニック講座』 という本で「会話を構成する」という小見出しで 大岡昇平『野火』の一節が取りあげられてまして。 以前も述べたかもしれませんが、 私はいわゆる〈文学〉は苦手で 文学作品は宮沢賢治以外はもう 読みたくないほど(当時)でした。 なので『野火』についても未だ読んでませんが、 ここで紹介され...
  • 『王国は誰のもの』(安萬純一 著)

    私が2次元ではじめて好きになった キャラクターはFF9のジタンです。 最初は兄がプレイしていたのを 横で飽きずに見ていたのですが、 高校生のときには自分でプレイ。 過去3回ほどクリアしたんです。 当時はたぶん、 ジタンの言動に惚れていたのでしょうが、 子供のときの趣味嗜好ってすごいですね。 未だに好きになる2次元がほぼ獣人です。 ...
  • 『かにみそ』(倉狩聡 著)

    昔、家族で母の実家へ帰省したときのこと。 川でサワガニをつかまえてきました。 家に帰ったら水槽で飼うつもりでした。 何かの容器にサワガニたち(3匹)を入れて、 実家へ帰るまで車内の中央に置いていたのですが 数時間後には見事に3匹もれなく逃げられました。 騒然とする車内。 逃げるサワガニ。 今でも「かに」...
Ranking
Writer
佐々木 麦 Sasaki Mugi
小説を書いたり、読んだ小説についてあれこれ考察をするのが趣味です。雑食のつもりですが、ユニークな設定やしっかりとテーマがある小説に惹かれがち。小説の他に哲学、心理学、美術、異形や神話などの学術本も読みます。