青春
  • 世界はまるごと教科書だ -『君の知らない方程式 BISビブリオバトル部』感想

    山本弘『君の知らない方程式 BISビブリオバトル部』読了。クライマックスが予想外すぎて「ぬぇ!」みたいな変な声が出たあと衝撃の結末に「ええ!?」と叫ばずにはいられなかった。窓見たら思いっきり開いてたし夜だったので枕に顔突っこんでからもう1回「えーーー!」って言いました。 天然の男の娘ナチュラル・ボーイ・ミーツ・ガール vs 燃える萌える氷...
  • あの頃のワクワクに帰ろう -『ほうかご探偵隊』感想

    倉知淳『ほうかご探偵隊』を読了。ブログ運営の参考にしている某読書ブログで紹介されていて、気になったので手にとりました。「ほうかご」をあえて平仮名にしたタイトルや、小学校が舞台であること、小学生が主人公であることから西澤保彦『いつか、ふたりは二匹』のような子供向けのジュブナイル的な作品なのかなと思っていたら容赦なかった。大人も舌を巻く圧巻の真相。『日曜の夜は出たくない...
  • 『雨の降る日は学校に行かない』(相沢沙呼 著)

    先日、岩手に旅行へ行ったのですが、持っていった小説を帰りの電車で読了してしまったので急遽書店に立ち寄り相沢沙呼『雨の降る日は学校に行かない』を補充。新幹線の中でサクサク読みました。 氏の小説は太もも小説改め『マツリカ・マジョルカ』以来3作目だけど、今作も変わらず不器用な少年少女たちのため懸命に言葉を捧げているような、作者の人柄と想いを感じる作品の雰囲気...
  • 『よるのばけもの』(住野よる 著)

    先日「アフォーダンス」という言葉を知りました。提供する側から使いかたをaffordする(与える)という意味で、人間と物との関係性を考えるうえでとても重要なことだそう。優れた道具は皆「こう使ってください」という働きかけが明確なのです。 このアフォーダンスを当ブログにも応用しようとブログの方向性や特色、強みなど考えてみた結果、Mugitterとはなんなのか...
  • 『花魁さんと書道ガール2』(瀬那和章 著)

    先日、 埼玉県川越市にある氷川神社へ行ってきました。 受験シーズンということもあり 地元の高校生と思われる参拝客が多い中、 「良縁 あい鯛」なる珍しいおみくじを発見。 このおみくじ、 かわいらしいピンク色の鯛の尻尾に 恋愛運のおみくじが収納されていて、 好きな鯛を小さなつりざおで“釣る”という仕様。 挑戦してみる...

    2017年2月15日

  • 『本屋さんのダイアナ』(柚木麻子 著)

    本屋さんにいるとなぜかトイレに行きたくなる。 みなさんにはそのような経験があるでしょうか? 私は「なぜか」はわかっていて、 単純にテンションが上がってワクワクしているからなのですが(笑) ウチの母は百発百中、 本屋さんへ行くと必ずまっさきにトイレにむかうんですよね。 しかもこの現象。 正式名称まであるのご存知ですか?...
  • 『お任せ!数学屋さん2』(向井湘吾 著)

    先日、 久しぶりにモーニング娘。′14(※)の 「時空(とき)を超え 宇宙(そら)を超え」 を聴いてしこたま泣いてしまいました。 ※現在は「モーニング娘。′16」で活動されています。 https://www.youtube.com/watch?v=wCPZTjqvN0Q イントロからもうね。 ピアノとヴァイオリンの音...
  • 『夜中に犬に起こった奇妙な事件』(マーク・ハッドン 著 / 小尾芙佐 訳)

    私のおうちでは犬を1匹飼っています。 チワワの女の子で名前を〈オレオ〉といいます。 白黒の毛色をしているので、 お菓子の〔OREO〕から私が名づけたのですが。 愛称は“オレちゃん”。 方々から「男の子みたいな名前ですね」と言われます。 今なら絶対「デットプールかよww」って言われそう。 名は体を表すとはよくいったもの...
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佐々木 麦 Sasaki Mugi
小説を書いたり、読んだ小説についてあれこれ考察をするのが趣味です。雑食のつもりですが、ユニークな設定やしっかりとテーマがある小説に惹かれがち。小説の他に哲学、心理学、美術、異形や神話などの学術本も読みます。