青春
  • 『いつか、ふたりは二匹』(西澤保彦 著)

    ウチの猫は抱っこがとんでもなく嫌だそうで、 抱きあげると「ぅわ~お!」と盛大に鳴きます。 志村けん氏を彷彿とさせる「ぅわ~お!」です。 にゃ~お、じゃなく、ぅわ~お! 中身はドリフ世代のおじさんなのかもしれない…。 犬には、 前世も犬だった犬と前世は人間だった犬がいる。 とは漫画『ハチミツとクローバー』の受け売り。 猫も案外あるいはそ...
  • 『王妃の帰還』(柚木麻子 著)

    母はパート勤めなのですが、 職場の愚痴をしょっちゅうこぼしています。 顔を合わせて第一声が愚痴ということも多々。 愚痴を聞いていていつも思うのは、 女はいくつになっても面倒臭いなぁということ。 最近はメディア等でよく 女性同士の性格の悪さがネタにされますが、 女は子供の頃から大人になっても派閥云々。 群れるというの...

    2015年10月29日

  • 『花酔いロジック』(森晶麿 著)

    雰囲気に酔う、ということが多々あります。 鼻歌を唄っていると突然感極まって涙が出てきたり、 誰かと電車で遠出すると紅潮して饒舌になっていたり、 グループで飲むとたった1杯のカクテルでネジが飛んだり← 思うに、 酒が酔わせるのはあくまで「体」のほうであって。 「心」を酔わせるものが別にあるんじゃなかろうか。 酒には徐々...
  • 『さよなら、シリアルキラー』(バリー・ライガ 著)

    娘は父親に似るとよくいいますが、 私もおおよそは父親似の傾向です。 短気なところ。 酒に弱いけれど酒が好きなところ。 クイズ番組ですぐ知ったかしちゃうところ。 なお得はしていない模様(´∀`)笑 ちなみに読書傾向はまったく似ていません。 警察小説好きの父。 東野圭吾好きの兄。 ストーリー重視で雑食の私...
  • 『ラット・ランナーズ』(オシーン・マッギャン 著)

    以前カラオケに行ったときのこと。 メニュー表の中に、 ハバネロソース入りトマトジュースがまぎれた ロシアンルーレット的なドリンクセットがありまして。 確率は1/4(´・ω・`) 協議の結果、 演奏終了時に表示される消費カロリーの数値が 低かったほうが1杯ずつドリンクを選んでいこう、と。 まずは自分のノルマを決め...
  • 『お任せ!数学屋さん』(向井湘吾 著)

    昔から数学が全然できません。 どれくらいできないのかといいますと、 高校時代の中間テストで0点を取ったくらいできません。 2ケタ同士の暗算から怪しいところ。 買いものにはスマホの電卓が必須です。 まぁ、それもはや算数の範囲ですけどね(笑)。 人は自分にはないものを持つ人に惹かれるといいますが、 こんな私が数学小説に惹...
  • 『聴き屋の芸術学部祭』(市井豊 著)

    今日は4月1日、 エイプリルフールだったようですね。 私には友達がいないので エイプリルフールの習慣がないので(震え声) 昨日読了した「フール」にまつわる小説のおはなしを。 市井豊さんの小説、 『聴き屋の芸術学部祭』を3月末に読了しました。 え、なにが「フール」にまつわるのかですか? ああこれ〈ザ・フール〉...
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佐々木 麦 Sasaki Mugi
小説を書いたり、読んだ小説についてあれこれ考察をするのが趣味です。雑食のつもりですが、ユニークな設定やしっかりとテーマがある小説に惹かれがち。小説の他に哲学、心理学、美術、異形や神話などの学術本も読みます。