• 【再読】『からくり探偵・百栗柿三郎』(伽古屋圭市 著)

    私は前屈が苦手で、 高校生のとき体力測定で測った長座体前屈では たった3cmぽっちという記録を生んだのですが、 身体の硬さゆえに小学生のときすごい発見をしました。 聞いてくださいみなさん。 前屈をするときは、膝の裏の膨らみを揉むのです。 膝の裏に、 膨らんだところがあるでしょう? あそこをつまむようにフニフニを揉むのです。 ...
  • 『天久鷹央の推理カルテⅤ 神秘のセラピスト』

    去年の10月末、 知人の右眼が真っ赤になるというとんでもない現場に遭遇しました。 当時知人はしょっちゅうものもらいになっていたので おそらく原因はものもらいだったのだと思うのですが、 いやはや当の本人は痛みはないと言っていましたけれど 見ている側の精神的ダメージはそれは大きいものでした。 だって本来は白くあるべきところが真っ赤なんですもん。 ...

    2017年4月12日

  • サイン本も結局読む

    先月、“サイン本”というものを入手した。 念願だった、知念実希人氏の『天久鷹央の推理カルテⅤ 神秘のセラピスト』のサイン本。当ブログではシリーズ第1弾から追いかけているおなじみの作品。過去に二度ほどチャンスはあったものの、二度とも惜しくもタイミングがあわなくて、今回も買えないだろうなーと思いつつ行ってみたら、あった。もう即レジ。 それから...

    2017年4月6日

  • 『大正箱娘 怪人カシオペイヤ』(紅玉いづき 著)

    最近、新しい友達ができました。 名前は「かふんしょうのくすり」っていうんです。素敵でしょう? 頭痛や腹痛が日常茶飯事なので薬は友達なのですが、 加えて今年は本格的に花粉症デビューしてしまったので、 くしゃみを止めるための薬が常備薬に仲間入りしました。 目薬やハンドクリーム、 のどがガサガサになりやすいからマスクも必需品。 カバン...
  • 笠井がこわい -『よるのばけもの』を考察する-

    !ネタバレ注意! 本記事は住野よる『よるのばけもの』を独自に解釈した考察記事です。作品の結末および深い部分まで引用やページ表記(例 P123/L4)をしながら書いているので作品既読の方またはこれを承諾する未読の方が読むことを推奨します。また、記載される内容はあくまで筆者個人の意見です。以上のことに同意していただける方のみ続きをお読みください。 笠井は...

    2017年4月4日

  • 『よるのばけもの』(住野よる 著)

    先日「アフォーダンス」という言葉を知りました。提供する側から使いかたをaffordする(与える)という意味で、人間と物との関係性を考えるうえでとても重要なことだそう。優れた道具は皆「こう使ってください」という働きかけが明確なのです。 このアフォーダンスを当ブログにも応用しようとブログの方向性や特色、強みなど考えてみた結果、Mugitterとはなんなのか...
  • カラオケが得意な人

    先日、カラオケで久しぶりに採点機能を使ってみた。その界隈ではおなじみの〈精密採点〉というアレ。結果は約84点。最初は「低ぅ!」と落ちこんでいたけれど、冷静になって考えてみると、あれ、これってわりと及第点なんじゃないの。某テレビ番組で平然と98点とかしまいには100点を出すような人たちを見ているから感覚がマヒしているんだなきっと。数学のテストならこれめっちゃいいほうだ...

    2017年3月27日

  • 『横浜駅SF』(柞刈湯葉 著)

    子供の頃、 家族で出かける“特別な場所”の1つが横浜でした。 私の横浜での思い出は 定番の中華街や赤レンガ倉庫をさしおいてほぼ 山下公園と氷川丸と税関資料館に集約されます。 以前機会があって 中華街やラーメン博物館やコスモワールドなどを まわったときもどこかでは「違うな」と思っていて。 山下公園のベンチに座って ...
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佐々木 麦 Sasaki Mugi
小説を書いたり、読んだ小説についてあれこれ考察をするのが趣味です。雑食のつもりですが、ユニークな設定やしっかりとテーマがある小説に惹かれがち。小説の他に哲学、心理学、美術、異形や神話などの学術本も読みます。