著者名「大山淳子」の感想記事一覧
  • 言葉にできない 記事にできなかった小説の感想まとめ【2019年上半期】

    2019年上半期も確実に好きなんだけど具体的にどこが好きなのか言葉にできなかった小説が生まれてしまったので、ふたたび特集を組みました。せめてこれだけは言いたいというGoodなポイントを中心に書き溜めましたので今年も小田和正「言葉にできない」を脳内再生しながらよろしくおねがいします。はじめます。 2018年版はこちら: 米澤穂信『本と鍵の季節』...

    2019年7月2日

  • 1年あずけると3万6500円 -『あずかりやさん 桐島くんの青春』

    大山淳子『あずかりやさん 桐島くんの青春』を読みました。読書感想文特集2018年版でも紹介し、まだ記憶に新しい3月読了本『あずかりさん』の続編です。続編があることは知っていて、文庫化するのをうずうず待っていたのですがこのあいだ書店で念願の文庫を見つけたので即購入。積ん読の山でしばらく寝かせることになってしまいましたがとうとう読むことができました。 クオリティーは変...
  • 読書感想文におすすめの小説5選【2018年版】

    毎年恒例、読書感想文特集がじわじわ読まれはじめる季節となりました。学生のみなさんこんにちは。年がら年中趣味で読書感想文を書いている者です。 とはいえ件の読書感想文特集を書いたのは2016年。さすがに情報の鮮度が落ちてきたのでは、という一方的な老婆心から新作【2018年版】を書きました。今回は上半期のハイライトも兼ねるため今年7月までに読んだ小説――しかも刊行年が最近の小説から...

    2018年8月8日

  • 大切なものは目に見えないし、見える。 -『あずかりやさん』感想

    大山淳子『あずかりやさん』を読みました。初読の作家でしたが〈猫弁〉シリーズでおなじみの作家だそうです。タイトルだけチラと聞いたことがあるなぁ。たしか何年か前にドラマ化もしていましたよね。積ん読がいよいよ残りこれ1冊となったあとも「自分に合うかなぁ」と尻ごみして読むまでに時間がかかりましたが、なかなかよかったです。 あえての“不自由さ”がニクい! ...
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佐々木 麦 Sasaki Mugi
小説を書いたり、読んだ小説についてあれこれ考察をするのが趣味です。雑食のつもりですが、ユニークな設定やしっかりとテーマがある小説に惹かれがち。小説の他に哲学、心理学、美術、異形や神話などの学術本も読みます。