著者名「鈴森丹子」の感想記事一覧
  • 最終巻なのに好きすぎて要領を得ない感想 -『おやすみの神様』感想

    本を開く=ドアを開けるだとしたら、靴をそろえもせずにほっぽって、ついでに靴下も放り投げて、語彙力とか読解力とか想像力とか御大層な名前のアウトプット能力全部脱いで襟とかゴムとかだるんだるんの部屋着に着替えてとりあえずベッドにダイブするような。 「この恨みは忘れないからね」 「この味は忘れないでござる」 (P32/L13~14より引用) あ~~~~~ _(:3」...
  • 言葉にできない 記事にできなかった小説の感想まとめ【2020年上半期】

    【悲報】2020年上半期もやっぱり確実に好きだけど具体的にどこが好きなのか言葉にできなかった小説が生まれてしまった件 1:佐々木麦 2020/06/30(火)12:34:56:789 ID:sasakimugi 自分の感性と語彙力と読むタイミングの悪さを反省する時間。 例年どおり小田和正「言葉にできない」を脳内再生しながらよろしくおねがいします。 1...

    2020年6月30日

  • 熱量がすごい記事まとめ

    読書界のバーガーキングことMugitterの感想記事から筆者本人もドン引く熱量がすごい記事を厳選してまとめました。佐々木麦の人となりやブログの雰囲気が如実にあらわれている超大作ばかりなので、初見さんも常連さんもまずはご一読ください。 笠井がこわい -『よるのばけもの』を考察する(5848文字) たぶんMugitterがハイカロリー読書ブログになりだしたターニングポイント...

    2020年1月8日

  • 私たちにはきっと「さよなら」の期間が必要だった -『おはようの神様』感想

    鈴森丹子『おはようの神様』を読みました。前作『さよならの神様』のタイトルに胸さわぎを覚えてからおよそ1年。大好きな〈ポコ侍〉シリーズが帰ってきました。待望の新作はやっぱり萌えたり笑ったり泣いたり、ときめきがとまらない1冊でした。泣いているとき、主に電車の中だったんですけどね。 おかえりの奇跡 1年前、『さよならの神様』というタイトル、そしてあのラストシーンを読ん...
  • 狸が恋なら熊は友-『シロクマ係長の奇跡』感想

    鈴森丹子『シロクマ係長の奇跡』を読みました。鈴森氏の作品は『さよならの神様』以来およそ1年ぶり。ああ、もう1年以上経つんだ、感慨深い。新シリーズがはじまったということはまさかポコ侍シリーズは終わっ……いや、そこらへん、明言されてないし。たぶん。終わってないし。というわけで 狸にゴリゴリの未練があるので正直なところ本書に期待をしすぎないように、とセーブしていたのですが、完全に杞憂だっ...
  • 『さよならの神様』(鈴森丹子 著)

    鈴森丹子『さよならの神様』を読了。また新しい神様が登場するのかしらとチラと期待もしたのですが、タヌキとビーバーとエゾリスの3匹で通常営業でした。これまでの主人公たちの関係性が1つにまとまったのでタイトルよろしくシリーズに「さよなら」の影を感じて寂しくなるけれど、作品そのものは今ある縁と暮らしを大切にしつつ未来に希望の光を見るような元気になれるおはなしで相変わらずの良...
  • 『おかえりの神様』(鈴森丹子 著)

    たぬきがゲン担ぎになっているのをご存知ですか? 以前立ちよった神社で知ったことなのですが、 「たぬき」という言葉は「他を抜く」ということで 向上心や商売繁盛のゲン担ぎになっているそうです。 となると、 気になるのは相方(?)のきつねですが 調べてみるときつねにもゲン担ぎがありました。 「きつね」と「きっとね」をかけているみたいで...
  • 『ただいまの神様』(鈴森丹子 著)

    このあいだ、 久々にクレーンゲームで遊んできました。 みなさんはクレーンゲームは得意ですか? 私は可もなく不可もなくといったところです。 獲れる獲れないに関わらずゲームとして純粋に好き。 そのときは かわいいねこのぬいぐるみを狙っていたのですが、 これが700円ほど使ってもどうも獲れそうになくて。 悪あがきみたいに...
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Writer
佐々木 麦 Sasaki Mugi
小説を書いたり、読んだ小説についてあれこれ考察をするのが趣味です。雑食のつもりですが、ユニークな設定やしっかりとテーマがある小説に惹かれがち。小説の他に哲学、心理学、美術、異形や神話などの学術本も読みます。